便秘じゃない場合、生漢煎(防風通聖散)は危険？下痢にならない？

ダイエット漢方薬として人気の生漢煎は、便秘にも高い効果が期待できます。

別記事「『生漢煎(防風通聖散)』で痩せた？ダイエット効果あるの？評判・口コミまとめ」にもあった通り、生漢煎を飲んで早い段階で便秘解消効果を実感できた人は少なくありません。

そんな便秘にも高い効果が期待できる生漢煎は、快便の人や便秘じゃない人が飲むとどうなるでしょうか。

生漢煎は、こんなダイエット漢方

生漢散(防風通聖散)は、近年人気を集めているダイエット漢方薬です。

18種類の生薬を満量処方(漢方のレシピで決められている生薬を上限量いっぱい)で配合している生漢煎は、肥満症や便秘、むくみ・肩こりなどの解消に効果を発揮します。

医薬品として販売されていることもあって高い効果に期待でき、年代や性別を問わず、ダイエットする人々から高い支持を集めています。

生漢煎は肥満症の解消以外にも、便秘解消にも高い効果が期待できます。

しかし、その効果の高さの代償として副作用が起きてしまう可能性があります。

別記事「【重要】生漢煎(防風通聖散)の副作用ってあるの？こんな人は要注意
かも…！」でもご紹介しているように、極端にお腹が弱い人や体調が悪い人は、生漢煎で下痢になったりお腹が緩くなる恐れがあるのです。

飲んだら下痢になる…となると誰しもが飲むのをためらってしまいますが、便秘じゃない人や快便の人が飲んでも大丈夫なのでしょうか？

結論から言うと、生漢煎は便秘じゃない人や快便の人でも飲めます。

生漢煎は、別に下剤ではありません。

体質や体調によっては効果が強く出すぎてしまい、一時的に下痢やお腹が緩くなる場合もありますが、漢方薬のため、必ずしも下痢になるワケではないのです。

また、『自分は快便』と思っていても、実は隠れ便秘だったという人もいます。

そんな人が生漢煎によって、これまで以上にスッキリ出たり、残便感がまったくなくなることもあるのです。

生漢煎は、１日３回、１回あたり１包を飲むのが標準的な用法用量となっています。

しかし、『飲んで下痢になったら嫌だなぁ』と不安な方も、当然いるでしょう。

そんな方は、飲む量を調整してみるのが良いかもしれません。

▲生漢煎は、１包ずつで飲む量を調整しやすい。
効き過ぎが不安な場合は、量を減らしてみるのもあり。

一般的に病院で処方されるような西洋薬は、飲む量を勝手に変えるのはNGです。

しかし、漢方である生漢煎については、自分で飲む量を調整するのはOKとされています。

そのため、お腹の具合が心配な方は、夜寝る前だけ飲んだり、１日朝夕２包だけにしてみるなど、飲む量を調整すれば自分にちょうど良い効き目にすることもできるでしょう。

ここまで開設したとおり、生漢煎は下痢じゃない人、快便の人でも飲めます。

しかし、下痢になるのを恐れるあまり飲む量を極端に減らしてしまったり、以下の３つのポイントが抑えられていないと、今度は生漢煎の効果がしっかり発揮できない可能性もあるので注意が必要です。

生漢煎(防風通聖散)の効果を引き出すために大切なこと、１つ目は規則正しい生活です。

睡眠不足や夜更かしはホルモンバランスを崩す原因になります。

ホルモンバランスを崩すと食欲過多になり、デブになりやすいため、生漢煎の効果をしっかり引き出すためには規則正しい生活が欠かせないのです。

そのため、夜は早く寝て、朝も早く起きる生活が重要と言えるでしょう。

生漢煎の効果を引き出すために大切なこと、２つ目は毎日の食事です。

ダイエットの基本は、消費カロリー＞摂取カロリーのバランスです。

消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多いと人は太ります。
その逆もまた然りで、摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ人は痩せます。

つまり、揚げ物やジャンクフード、甘いも、炭水化物ばかりの食生活では、摂取カロリーが多くなりがちになるので痩せることは難しくなるのです。

そのため、糖質を取りすぎず、野菜やたんぱく質をしっかり取れるようにすれば、生漢煎の効果をより引き出しやすくなるでしょう。

生漢煎の効果を引き出すために大切なこと、３つ目が適度な運動です。

運動することで脂肪を燃焼させることができ、筋肉がつけば基礎代謝も上がるので痩せやすく太りにくい体が作れます。

生漢煎の脂肪燃焼効果は、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動と組み合わせることで最大の効果を発揮できるので、毎日5～10分でも体を動かすようにするのが望ましいでしょう。